MTとAT

オートマチック車の販売台数比率

総販売台数 AT車販売台数 AT車比率(%)
1985 2,892,894 1,411,094 48.8%
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1990 4,085,005 2,962,510 72.5%
1991 3,830,712 2,833,087 74.0%
1992 3,498,414 2,614,297 74.7%
1993 3,231,996 2,471,960 76.5%
1994 3,123,984 2,422,386 77.5%
1995 3,181,286 2,569,253 80.8%
1996 3,317,955 2,792,197 84.2%
1997 3,233,411 2,820,261 87.2%
1998 2,879,940 2,525,476 87.7%
1999 2,646,483 2,341,320 88.5%
2000 2,710,840 2,473,548 91.2%
2001 2,747,925 2,555,328 93.0%
2002 2,861,203 2,712,654 94.8%
2003 2,893,001 2,751,974 95.1%
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2005 3,096,683 - 96.6%
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2010 2,714,319 - 98.3%

(自販連調べ)

日本のAT普及率は驚異

上記の表を見てわかるように、現在日本のAT普及率は約9割以上です。1985年はまだ5割にも満たなかったが、15年の間で街で走っている車のほとんどがAT車になった。2010年ではAT車比率が98%を超えました。街で走っている車の100台中約98台がAT車ということになります。

確かにAT車は簡単に運転できる。シフトレバーをDレンジに入れ、アクセルを踏めば走るし、止まるのもブレーキをただ踏むだけでいい。坂道発進も簡単だし、渋滞にはまってもMT車よりは疲れにくい。また、エンストすることもほとんどない。

ランサーエボリューションX

毎日、遠距離通勤する人、渋滞する道を通る人や遠出が好きな人、また運転があまり上手くない女性などにはAT車が最適だろう。だから、新車で買うときMT車より約10万円高いのにほとんどの人がAT車を選ぶのだ。みんなお金で簡単・便利さを買っているのである。

現在、車の免許を取得しようとする女性の8〜9割がAT限定免許だろう。AT限定免許の人は当然AT車しか乗れないので、AT車が増えるのも当然の結果だ。

現在の新車ラインナップを見渡しても、ATのみの設定の車が多くなってきている。確かに高級車やミニバンなどではMTよりもATの方が車の性格上マッチしている。しかし、中にはこの車にもMTの設定が欲しいのにと思わせる車もある。こういう車を見るとまさしく時代の流れだなと痛感する。

MT車好きも少数派だが存在する!

今ではめずらしくなってきているMT車。しかし今でもMT車の根強いファンはいる。現在自分から好んでMT車を乗っている人は、MT車に乗る理由としてまず“運転が楽しいから”と答える人が多いだろう。

MTシフトノブイメージ

確かにAT車よりもMT車のほうが圧倒的に楽しい。自分の力で車を走らせているなと感じさせてくれる。両手両足をフルに使うのでとても車を運転した気になれる。AT車では味わえない喜びがあるのだ。

またMT車はAT車に比べて燃費がいい(もちろん同一車種)。新車で買うときもATを選ぶよりMTを選んだ方が安く買える。
車によってはATよりもMTの方が馬力や装備がいい場合がある。

MT車を運転していてAT車と大きく違う所は、クリープ現象とエンジンブレーキである。AT車だと「D」に入れればアクセルを踏まなくても車は進む。MT車ではそんなことはない。エンジンブレーキはAT車でもシフトダウンすればかけることができるが、MT車ではただアクセルから足を離すだけでエンブレがかかる。エンジンブレーキを有効的に使えば安全に止まることができる。

おまけとして今時MT車に乗っていると男性の場合だと助手席に女の子を乗せると、ひょっとしたら“MT車を運転している男の人ってカッコいい”と思われるかもしれない。もちろんそう思わせるためには運転が上手くなければいけないのは言うまでもない。エンストなんてのはもってのほかです。

ATの進化

ただ、最近のATは大変よくできている。スポーツカー系のATなどは普通の車のATとは違った味付けがなされており、十分なポテンシャルを発揮できます。マニュアルモードにすることのできるATも増えており、MTみたいに楽しむこともできます。

最新の車のATを運転すると実に楽だ。エンジンのトルクを上手く伝えていて、とても街中ではあつかいやすい。これではMT車が減るのはしかたがないと思わせる…。

MT車の潜在需要はもっとあるはず

わたくしは日本国民の中に本当はMT車に乗りたいという人がそこそこいると思う。家族が多いパパさん。毎日の通勤が大変な人。妻(夫)がAT限定免許。などMT車に乗れない何かしらの理由があると思われる。

ヴォクシー

MT車に乗りたい人のほとんどがスポーティーな車に乗りたいと思うので、しかたがなくミニバン系などに乗っている人は大変つらいと思われます。

お金や駐車場の問題で、車は1台しか所有できない人も多い。

妻がAT限定免許しか持っていなくてMT車が買えない人もつらいですね。例えば、RX-8の6速MTを買いたくても、しかたがなくATを選ばなければならない、こんな人も中にはいると思います。

私はもちろんMT派である。先日も愛車のクラッチ・タイミングベルト交換の為、代車を借りることになり、2台のうち1台を選ぶことになった。それはカローラ(AT)とカローラバン(MT)であった。普通の人なら迷わずカローラを選ぶだろう。がしかし、私はカローラバンを選んだ。カローラバンは正真正銘商業車だ。どうみてもカッコよくは見えない。だが、あえてカローラバンはMTだということで選んだ。結果、ただのカローラを借りなくてよかったなと正直思った。

AT車だとただアクセルを踏むだけで簡単に車を進ませることができるが、MT車だと車によって半クラッチの位置が違ったりして、簡単には操ることができない。シフトフィールなども違ったりしてなかなか奥が深い。

2日間限定で楽しむ分には、ダサいカローラバンのMTでいい。しかし、どちらかをずっと乗らなければならないと言われれば、カローラを選ぶかもしれない。さすがにあのスタイルをずっと乗るのは、さすがにMTでもあまり楽しくないからだ。

MT好きにとって一番の幸せは、自分の好みの車をMTで楽しく操ることだ。

MT車がなくならないことを祈ります。交通渋滞の多い日本ではATの存在が大事だということも自覚しています。

※これより下は後で追記
免許取得してから所有した2台ともMT車でしたが、結婚を期にAT車に乗り換えることなりました。独身のうちだけですね。自由な車に乗れるのは…。

いつか生活に余裕ができたら、中古車でいいのでMT車を1台追加で所有したいと考えてます。