AT車でサーキット走行はOK?

愛車でサーキットを走ってみたいが、AT車だから・・・と思っている方へ

サーキットは思ったより安全

「走り屋でない車好き」であっても、車を速く走らせたいことはあるはず。高速道路や峠などに行くとついついペースを上げて走ってしまう方も多いでしょう。しかし、高速道路や峠はあくまでも「公道」であるので、制限速度というものがもれなくついてきます。さらに危険な運転を取り締まる警察も目を光らせています。速度違反で自分が捕まるだけならまだいいですが、前を走っている車に追突したり、対向車と正面衝突したりと、他人に迷惑をかけたりしてはいけません。こんなことを気にしながらでは、愛車を全開で走らせることなんてできません。

そこで、走るステージをサーキットに移すのです。サーキットであれば、対向車は来ないし、ガードレールや崖もない、前方に遅い家族連れのミニバンもいないなど、公道に比べてはるかに走りやすく、また安全なのです。

ミニサーキット参考写真

速く走るのだから安全じゃないでしょ?という考えもあるかもしれません。確かに、サーキットでは普段しないような運転をするので、スピンしたりコースアウトしたりする可能性は公道よりは当然高いです。しかし、公道でもサーキットでも自分と車の限界を超えなければそんなことになったりしません。

サーキットと言っても、鈴鹿サーキットや富士スピードウェイなど本格的なサーキットと、全長が1kmちょっとのミニサーキットがあります。鈴鹿や富士のような本格的なサーキットでは車もそれなりのことをしていないとマズイですが、ミニサーキットであれば今乗っている愛車でも走れたりします。スピードも最高で100km/hちょっとしか出せなかったりするので、思ったより安全です。高速道路を走る方がよっぽど速いですよね(笑)

サーキット走行はMT車じゃないといけないのか?

サーキット走行をしたいけど自分の車はAT(オートマチック)車だから速く走れなさそうだし、何よりカッコ悪いと思っている方は多いはず。この2つはまったく気にする必要はありません。モータースポーツの最高峰のF1ではHパターンの昔ながらのMTを使っていないですし、WRCもパドルシフトやシーケンシャルMTを採用しています。これはHパターンのシフト操作をするよりも圧倒的に速いからです。また、シフトミスも少なくなります。速く走るために必然的にこういう形になったのです。

市販車のスポーツモデルでもAT化になりつつあります。日産のGT-Rや三菱のランエボXがいい例です。ATの方が速く走れて安全だからです。

MT車の方が優れていることも当然あります。スタートでロケットスタートをしようとすると、AT車よりはMT車の方が適しています。また、車を走らせるという楽しさもMT車はAT車よりも優れています。
(このページでは、サーキットをATで走ってもいいか?ということを主題としていますので、「楽しさ」の議論はしないようにします)

実際にAT車でサーキットを走ってみた

AT車ではマツダのアクセラスポーツ(直4・2300cc・NA・4速AT)でミニサーキットを走ったのが最初でした。走る前は皆さんと同じように、「AT車では速く走れないんじゃないか」、「他人の目が恥ずかしい」など思っていました。しかし、実際走ってみるとそんな思いは吹っ飛びました。

AT車シフトレバー写真

余分なシフト操作とクラッチ操作がないので、コーナーに進入するときのブレーキングに余裕が生まれ、体感上は速く走っている感じがしないのに、タイムを見ると速く走れているのです。MT車で走るとヒールアンドトゥがうまくできないのでシフトダウンで相当気を使っていたが、AT車だとそんなことをほとんど気にしなくてもいいのです。また、シフトミスもAT車だとほとんど気になりません。

MT車だと、両手両足をフルに使って車を走らせているので、速く走っている気になるのですが、実はあまり速く走っていないということがあったりします。特に私みたいな素人がそれに陥りやすいです。シフト、クラッチ操作に気をとられ、コーナーリングがうまくできなかったりすると、それはタイムという数字に表れてきます。MT車の方が速く走らせている気になって楽しいと感じますが、タイムを見るとAT車も同等または速かったりってこともありあえます。

そんな訳で、AT車であっても何ら恥じることはありません。腕に自信のない方は、MT車よりもAT車の方が速く走れると思います。

AT車ではなくCVT車でもサーキットを走ってみた

フィット(直4・1500cc・NA・CVT)でもミニサーキットを走ってみました。CVT車は街乗り重視で作られているものがほとんどなのでサーキット走行はどうなんだろう?と疑問でしたが、一応走れました。

ただ、普通のAT車に比べるとパワーのダイレクト感が薄いです。フィットという大衆車であるので、エンジンとCVTのセッティングが低中速向きになっているので、高回転域のパワー感がいまいちでした。

CVT車もAT車同様、イージーにサーキット走行ができる点は変わりません。

ATのシフト操作はオート?マニュアル?

私は上記2台ともマニュアルモードで走りました。ATのほとんどは、アクセル全開から急にアクセルを抜くと、自動的にトップギアに入るものが多いので、それを防ぐにはマニュアルモードにするしかありません。

車によって、マニュアルモード時のシフト操作は大きく分けて下の3つに分類されます。

パドルシフトも車によって、ハンドルを同じように回転するタイプと、ハンドルと同じ動きをせずに固定されているタイプがあります。好みにもよると思いますが、ミニサーキットみたいに細々したコーナーを連続で回る場合には、固定タイプのパドルシフトがいいんじゃないかなと思います。

シフト操作ですが、ミニサーキットレベルでは4速ATの場合、まず4速は使うことがないでしょう。2速が主体になるでしょう。1・3速は入ってもすぐ2速に変速といったシチュエーションが多いです。

CVT車の場合は、マニュアルモードにすると6速だったり7速だったりすることが多いので、2・3速主体で、ミニサーキットでは5速以上はまず使わないでしょう。

車によって、マニュアルモードでシフトアップを自動的に行うもの、行いものが存在します。自動的にシフトアップする車は、シフトダウンだけに集中すればOKです。シフトアップを自動的にしない車は、通常のMT車と同じようにレッドゾーンに入る前にシフトアップをしましょう。


(注)
個人的な主観、実際に乗った車に基づいて書いていますので、走るステージや車など環境によって
上記とは異なる場合があると思いますのでご了承ください。