交通違反をして赤切符(赤キップ)をもらってしまったらどうなるのでしょうか。
ねずみ捕りで捕まりました。その時の状況は以下です。
赤キップは、一般道で30キロ以上、高速道路で40キロ以上のスピード違反(ネズミ捕り、オービス、覆面パトカーなど)で捕まると、即もらうことになります。他には、無免許運転や飲酒運転などでも。要するに重度な交通違反をしたということです。
赤切符は違反点数6点以上となり、いきなり免停(免許停止)になります。罰金も最低5万円以上と高額です。
これが赤切符と言われるものです。その名のとおり赤い紙で作られています。ネズミ捕りや覆面パトカーなど現行犯で捕まった場合はその場でもらえます。
もし交通違反で警察に捕まって、警察に職業・会社名(学生の方なら学校名)などを聞かれても、答えなくてもいいです。別に聞かれても警察がそこに通報するわけでないのですが、交通違反くらいでは答えなければいけない義務なんてないので、言いたくなければ言わなくてもいいです。警察も無理にはつっこんできません。
まあ、彼等に本気になって調べられたらすぐバレますが、軽い犯罪ではそこまでしませんので。
とりあえず、赤切符を切られたら、免許証は警察に取られます。が、渡された赤切符が仮の免許証になるので運転はできます。もし赤キップ保持中に、警察などに免許の提示を求められたらちょっと恥ずかしいですね。
その赤キップに裁判所に出頭する日時、裁判所の簡単な地図などが書いてあります。その他に大事なことが一つあるのですが、それは「略式裁判」と「通常裁判」のどちらかをあなたは選択できる権利がありますよということが書いてあります。
そして、自分のやらかしてしまった違反に異議がなければ、「申述書」という欄に「通常の規定による審判を受けられることもよくわかりましたが、略式手続によって審理されることに異議がありません。」と書いてある下に年月日と氏名を記入し捺印をします。
交通裁判所に出頭し、警察の取調室に入って、警察から「あなたは略式裁判のほかに通常の裁判も受けれますが…」 と話しながら、サインをした赤切符を警察が見ると「…すでに了解済みですね?」と言ってきて、そこで警察の取調べは終わります。この間わずか1分です。
取調べが終わると、次は検察官との面談です。検察官の心証を悪くすると、罰金の額に影響してくるので、略式裁判を受ける人は自分の罪を素直に認めておいたほうがいいです。反省している態度をとっていたほうが後になって効いてくるでしょう。
検察官は、「スピード違反の罰金は10万円が最高で、懲役刑もありますから。」と脅しをかけてきました。 「あなたは7万円くらいの罰金を覚悟しておいたほうがいいですよ。」とも言われました。
ちなみに検察官も警察の調書を読みます。だから、もし何かで捕まったときは、警察の書く調書はしっかり見ておいたほうがいいです。
略式裁判というのは、裁判官に会わずに、書面だけの審理で罰金が決まるといったものです。検察官との面談が済めばあとは判決を待つだけです。
その判決ですが、人によって時間が違うようで、必ずしも警察・検察官の面談の順番ということではないみたいです。わたくしは裁判所には早く行ったので2番目に着いたのですが、判決はやたら待たされました。
あくまで一例です。
注目の判決ですが、35キロオーバーで5万円の罰金でした。これはおそらく最低金額だと思われます。 初犯だったのと、原付だったのと、反省の色を見せていたの効いたと勝手に思っています。
ちなみに、裁判所の待合室で話をした45キロオーバーで捕まった人は、8万円の罰金でした。その人はオービスで撮られたそうです。夜だったそうですが、バッチリ顔とナンバーが写っていたそうです。
※当Web訪問者で46キロオーバーで捕まった方も同じく8万円の罰金でした。
※レンタカーでオービスに撮影されて、何度かの出頭要請に応じなかった人で、10万円の罰金もありました。
判決が終わり、罰金をその場で払うか、それとも後日払うのか決めないといけません。中には当日払っている人も見かけられました(いったい何万円持参してきたんだろう…)。
その時なんですが、窓口の人になぜか、家の形態(一戸建てかマンションとか)、家族の人数などを聞かれ、最後に例によって職業・会社名・学校名等を聞いてきます。これに答える義務はないです。あくまで任意ですので、答えたくなければ「言いたくありません」とはっきり言いましょう。
交通裁判所でもらえる罰金の振込納付書ですが、全国の銀行で振り込めます。が、なぜか郵便局では振り込めません。
罰金を払い終わってから3週間くらいしたら、各県の免許証を発行してくれるところから手紙が来ます。それには「いついつの何時に来てください。1日講習を受ければ30日の免停が29日間短縮されます。」といった内容が書かれています。
その講習はもちろん有料です。30日免停講習で13,800円、60日免停講習ではそれ以上の額になります。その講習を受けないから30日の免停でいいという人も、手続きだけはしに行かないといけないそうです。わたくしが見た限りではそんな人はいなかったです。みんなお金払って講習を受けました。
講習は午前10時〜午後5時までです。講習を全部受けて、最後に簡単な試験に受かれば30日の免停が29日短縮されて、実質1日だけの免停になるというわけです。1日といっても、午後5時まで講習を受けているわけですから、午前0時まで残り7時間ですから免停の感じはあまりないです。
免停講習に来る面々は、男性が8〜9割、残りが女性です。明らかに60歳以上の人もいました。
免停講習の内容ですが、安全運転についての講習です。もちろん残酷な(?)ビデオも見せられます。
性格検査(YES・NOで答えていくやつ)もあります。結果が悪かったからといって何かあるわけではありません。
講習の中で一番楽しい(?)のが俗に言う「シミュレーション」です。自動車学校でゲーセンにあるような筐体で運転の練習をするやつです。1人4項目のシミュレーションをします。
このシミュレーション、すぐ結果が出ます。A〜Eまでの5段階評価です。わたくしはもちろんAでした(笑) ん!?ここでふと疑問が。わたくしは原付で捕まったのに、なぜ車の運転の練習をしなくちゃいけないのだ・・・。
講習の最後の時間にテストがあります。レベルは仮免学科試験よりもちょっと簡単な程度です。要するに常識問題ばかりです。なのでほとんどの人は合格できます。
そのテストに合格すると晴れて30日免停が29日間短縮されて1日だけの免停になります。そこで警察の人が登場して、「今日一日はあなたたちは免停ですので、車やバイクに乗ってきた人は運転しないで帰ってください。運転した瞬間、無免許運転となり、免許取り消しになりますから。」と言ってきます。実際、駐車場の門の近くで白バイが隠れていたことが所もあるらしいです。
| 免停の日にち | ||||||||
| 30日 | 60日 | 90日 | 120日 | 150日 | 180日 | 取消 | ||
| 免停の前歴 | 0回 | 6〜8点 | 9〜11点 | 12〜14点 | 15点〜 | |||
| 1回 | 4、5点 | 6、7点 | 8、9点 | 10点〜 | ||||
| 2回 | 2点 | 3点 | 4点 | 5点 | ||||
| 3回 | 2点 | 3点 | 4点 | |||||
| 4回以上 | 2点 | 3点 | 4点 | |||||
※免停明けから1年経てば持ち点は復活します。なので1年間は気をつけないといけないわけです。
「反則金」は比較的軽い違反で課せられるものです。
「罰金」は前科が付きます。ただ、前科と言っても、刑事罰の前科とは微妙に違うので特に気にする必要はありません(もちろん自分が犯した交通違反には反省しましょう)。
日頃からスピードに気をつけるのが一番です。が、それを常に守ることはなかなかできないのが現状です。それなら予防・対策をしましょう。
(注)
ここでの内容は、愛知県平針運転免許試験場でのことですので、他の地域でも同じとは限りません。また、上記はあくまで一例ですので、必ずしも同じ結果になるとは限りませんから、何か損害等を受けても当方は一切責任を負いません。2001年11月現在での法令に基づいています。当ページではあえて馴染みのある「減点」という言葉を用いています。本来は減点方式ではなく加点方式です。